😪なぜ眠り夢を見るのか

私は眠りに入るときに
よく体がピクっとなります。
なんでなのかを調べてみると
「寝ピク」とか「ジャーキング」
とか呼ばれていたり
「体の誤作動」とか「疲れているとよくなる」
とかネットに書かれてあります。

ですが「本当に誤作動なんだろうか…」
と思うところがあります。

そもそもなぜ人は眠るのかとか
どうして夢を見たりするのかとか
何故考えるのかなど
睡眠や思考することに関しては
明確な答えを出すのが難しく
色々と謎が多いのではないかと思います。

なので「⚖️人生観について」で書いた。
「人は安定したり不安定になったりする」
ということを軸に
睡眠とはこのような役割があるのではないか
なぜ人は夢を見たり考えたりするのか
ということについて
個人的な考察について書いてみようと思います。

何故寝る前にピクッとなるのか

寝る前にピクっとなるのは疲れているから
と書かれていたりします。
それと私の場合は寝る前にピクっとなった後は
なんとなく気持ちが良くなるように感じます。
今まで緊張していた筋肉が緩まるような
感じがしてリラックスするというか…
と思って気付いた事は

人は「安定した状態が続いた後に
不安定になろうとし不安定な状態が続いた後に
安定しようとします。」
同じ状態が続くと逆の状態を自然と求める
ということが起こるのです。

徹夜して何日も起き続けていたら
猛烈に寝たいという気持ちになったり
ドカ食いして血糖値が急激に上がった時は
それを下げようとしてインスリンが分泌し
逆に血糖値が下がるということが起きます。

急激に不安定な状態になると
それを中和しようとして
安定しようという方向に働くということ
が起きるのではないかと思うのです。

そこから考えるに寝る前にピクッという
筋肉を強く緊張させる信号が来るのは
筋肉が緩んだ状態になるために
真逆の作用である緊張の信号を強く送ることで
反対の作用である「緩む」状態になるよう
促しているのではないかと感じました。

つまり誤作動ではなくちゃんと意味や
効果のある信号なのではないかと感じています。

そして何故緩む信号ではなく
強い緊張の信号である必要があるのかというと
力を入れるより力を抜く方が難しいから
なのではないかと思います。

力を抜くのが難しいから
「肩こり」といった「筋肉が凝る」
という現象がおき
自分の力ではどうしようもないので
治療が必要になるのだと思います。
ですが睡眠は生きるために必要なので
確実に筋肉を緩める必要があり
そのために「筋肉を強く緊張させて
反対の作用が起きるように促す」
という必要があったのではないかと思いました。

何故人は眠るのか

睡眠に関する研究は多くあると思います。

なぜ睡眠をするのかという話になると
「脳を休ませるため」という考え方が
よくあると思いますが。
色々な説を見た上で
「寝ている状態がデフォルトで覚醒させる
ということを進化させてきた」
という説が個人的にしっくり来ています。

「⚖️人生観について」でも書きましたが
物質というものは基本的に
一定の形を保とうとし安定しようとする傾向
があります。
全ての実体を持つものは基本的に
安定した状態になろうとします。
そのため鉄は錆びようとし
錆びて安定した後は元に戻ろうとしません。

生物もそれに従い安心や安定を求めて行動
しますが生物の場合は安定しすぎると
高温などの危険な環境から移動するなどの
行動が難しくなり危険から体を守れず
一定の形を保つということができなくなるため
時々不安定になることが必要です。
そのため生物は常に安定した状態と不安定な状態を交互に繰り返します。

起きている状態は体の大部分が動いている
ので不安定な状態でしょう。
そして寝ている時は体の大部分が動いていない
ので安定した状態でしょう。
つまり起きているという不安定な状態から
バランスを取るために
安定した状態である睡眠状態になる必要がある。
という意味で睡眠が必要なのではないか
と思いました。

これらは分子レベルの自然現象であり
抗えないため全ての生物は睡眠に抗えない
のではないかと思います。

何故人は夢を見るのか

寝ている間に人は夢を見ます。
夢を見なければもっと熟睡できるはずなのでは
と感じますが夢を見ます。
これがなぜなのかを安定と不安定の理屈で
紐解けるのではないかと思い考えてみます。

これを見ている皆さんも眠っているときに
何かしらの夢を見たことがあると思いますが
一体どのような内容の夢を見るでしょうか？

よく見られる夢の例として「歯が抜け落ちる夢」
とか「空を飛ぶ」とかいろいろあると思います。
奇妙で支離滅裂だったり、 楽しかったり、
悪夢だったりするのではないでしょうか。

それらの夢には同じ共通点があるのではないか
と思いまして、夢で見る内容の大半は
楽しい、奇妙、不安、悪夢といった
「不安定な内容であることが多いということが
共通しているのではないか」
と気付きました。
安心している状態の夢ってあまり見るイメージがないのではないかと思います。

寝ている状態とは極めて安定した状態です。
ですが生き物は安定した状態が長く続くと
不安定な状態になろうとします。
つまり夢というのは
「安定した状態が長く続いた結果
同じ状態にならないように
不安定な状態になろうとする作用が生まれ
その結果夢を見るのではないか」
と考察しました。

人は眠り始めが最も深い睡眠と言われています。
そしてその後に眠りが浅くなって
夢を見るという状態になっていると思います。
おそらくこの深い睡眠状態というのが
極めて安定した状態であり
安定した状態が長く続くとバランスを取り
反対である不安定になろうとする力が働き
その結果深い睡眠の後に浅い睡眠が起こり
夢を見るということが起きるのではないか
と感じました。

本当に疲れ切っている状態から眠って
熟睡する時はほとんど夢を見ないイメージが
あるのではないかと思います。
疲れている時は極めて長時間不安定な状態
にさらされていることでしょう。
そのためバランスを取るために
安定を求める傾向が強くなっていると思います。
なので体が疲れ切り安定が必要になっている時は
不安定を求める動きである夢を見る
という状態が少なくなるのではないか
と思いました。

何故人は考えるのか

「人はなぜ夢を見るのか」ということについて
考えてみたので
「なぜ人は何かを考えるのか」
ということについても考えてみようと思います。

過去に考え事をしたことや
何かがふと思い浮かんだこと
を思い出してください。
または今何か新しいことを考えてみてください。

「これを食べたい」という
刺激を求めるものだったり
「これはなんで起きているんだろう」
という好奇心だったり
ハムスターをイメージして
「かわいいな〜」と思ったりすることが
できるのではないでしょうか？
突然楽しいことや奇妙なことが思いついたり
突然強く嫌なことや不安なことを思い出す
ことがあったのではないでしょうか？

人はなんでも考えることができる
と思っているでしょうが、実は
「考えながら完全に安心することは
できないのではないか」
ということに気付きました。
自分が完全に安心しきっている時のことを
思い出してみてください。おそらく
完全に安心しきっている時というのは
何も考えていないのではないか
と思います。

不安定になろうとした作用の結果夢を見る
のではないかと先ほど書きました。
なので「考える」ということも
不安定な作用で起きる現象
なのではないかと感じています。

それに反して「何も考えられなくなる時」
という状態はいろいろあると思います。
大勢の人前で何かを発表しなければ
ならなくなって強く緊張する
自分や身近な人が強い危険に晒される
といったことで
「頭が真っ白になって何も考えられなくなる」
という状態になるのではないかと思います。

ドカ食いをして血糖値が急激に上がると
それを下げようとしてインスリンが分泌し
結果的に血糖値が下がる
と書いたと思いますが
極度に緊張するという極めて不安定な状態
になると安定しようという作用が働き
「考えるという不安定な行動が停止」した結果
頭が真っ白になって何も考えられない
ということが起きるのではないかと感じました。

また考え事をするべきではないのに
考え事をしてしまうケースがあると思います。
朝礼で校長先生の長い話を聞いている時などは
途中で眠くなったり別のことを考え始めてしまったりすると思います。
何故このようなことが起きてしまうのかというと
朝礼は大勢の中にいて立っているだけなので
一人一人行動を監視されていない状態で
緊張感が弱く安定した状態が長時間続く状態になります。
そのため疲れている人はそれにより眠くなったり
体力のある人の場合は不安定な状態を求めて
考え事をするということが起きるのではないかと思います。
なので長話で眠くなったり途中で考え事をさせたくない場合は
緊張感が高い状態を作ることにより
それを防ぐことができると思います。
例えば一対一で話していてちゃんと聞いているか
どうかを確認されている時は途中で寝たり
考え事をする時間なんてないと思います。

強い緊張で極めて不安定な状態の時は
不安定な行動である「考える」
ということが自然とできなくなり
安定している状態が続くと不安定を求めて
考え事をしたくなる
ということが起きるのではないかと思いました。

おわり

「安定と不安定」を軸にした考え方で
答えを出すのが難しかった現象について
根源的な答えが出るようになる
のではないかと思っています。
何故かというと「安定と不安定」が
人間の「欲求」や「行動」の根源だから
根源から見ていくことによって
どのように発生しているかが
説明できるからだと考察しています。

今回は睡眠や思考といったことについて
書きましたがこれ以外にもいろいろ答えを
出せそうなものはありそうだと思っております。
気が向いたら書きます。